もっとも繊細で美しい“だいだい”の余香。

もっとも繊細で美しい“だいだい”の余香。

ネロリの清らかさと、日本の静けさが重なる香り。

香料の世界では、ビターオレンジの花から採れるネロリが、
柑橘系の香りの中でもっとも高価で、もっとも洗練された香りとされています。
その透きとおるような清潔感と、ほのかな甘みを帯びた苦味は、
古くから“柑橘の女王”として多くの調香師を魅了してきました。

だいだいは、そのビターオレンジと同じ系譜にありながら、
日本特有の気候と風土の中で、より静かで奥行きのある香りへと進化してきました。
立ち上がりは爽やかでありながら、余韻にはほのかな温もりと陰影を残す。
それはネロリのもつ華やかな光とは対照的に、
日本的な“静の香り”としての美しさを宿しています。

だいだいの香りは、派手さではなく、
透明感と調和によって人の心に残る。
柑橘の系譜の中で、最も繊細に、そして深く香る果実――
それが、だいだいという存在の特別さです。